忘れてること

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本当に忘れてると、

忘れてることにも気づけない。



忘れていることがあることすら、忘れてる。



奇跡のコースは、


忘れてることがあることを思い出させてくれる。




そして、わたしは、今日何を忘れていたのかを思い出した。



奇跡のコースでは、それを実在と呼ぶ。
実在を思い出した。


それは、別の世界ではない。

重なってここにある。


目指しても辿り着けないわけだ。


すでに辿り着いているのだから。



ただ、忘れてただけだから。


それも、



思い出したくなくて、自分で忘れることを選んで。



でも、思い出したくないのは、辛いところだからじゃない。




そこは、平和で、愛しかなくて、


なのに、1人で不幸だと騒いでいたことを思い出したくなかっただけ。




アホな自分に気づかないふりしてたかっただけ。



でも、気づかないふりを続けることの方が



アホだな。






実在は、



残酷なくらいずっと愛を注ぎ続けてくれていた。